知ることと理解することとは

思春期の頃の私は、とてもナーバスな子でした。
とても多感で、自分の感情や心に振り回されることが多かったのです。
そして、心というものがとても不思議でした。
どうしたら「平穏な日々」が過ごせるのだろう…と悩んでいました。

だから、進路は心理学を学ぶ事を選択しました。
心理学を勉強することで、少しでも自分の心を知り、コントロールできる
かも知れないと想ったのです。
心理学の勉強は楽しかったです。大学では大切な友人も出来、とても
充実した時間を過ごすことが出来ました。

けれど、最初の目的は達成されませんでした。
心理学を一生懸命学んでも、私の心は相変わらず暴れていたからです。

今、私はアロマセラピーを学び、アロマセラピーをお伝えする身として、
必ず生徒さんにお話することがあります。
精油をいっぱい使ってください。
たくさんの体験をしてください、と。

アロマセラピーには様々な視点からのお勉強があります。
精油の成分的な勉強もそのひとつ。そしてそれは大切なことでも
あるし、素晴らしいお勉強でもあると思っています。
けれど、
精油の成分を知っていることと、精油を使って癒されることは
別のことなのです。
どんなに精油の成分を知っていたとしても、使ってみなければ
分からないのです。
精油の何が素晴らしいのか…それこそ使ってみて自分が体験して
初めて理解できるものなのです。
そして感動することが出来るのです。

癒される…それは頭で理論づけられることではありません。
心理学を学んでも、癒されることはなかった私のように。
癒される…それは体験なのです。
精油という地球の恵み、生き生きとした生命エネルギーのつまった
ツールを通して、自らが体験していくことなのです。
そして、頭ではない、心で、身体で、魂で体験したことは
確実に自分の中で糧となり、次へのステップへ導いてくれるのです。

昔好きだったフランス映画の監督さんが、何かのインタビューで
こんなことを言っていました。
『知っていることと理解していることは違うんだ』

知っていても…それは本当に理解したこととは違う。
理解するということは、自分の感覚すべてで実感したことなのだと
私は思います。

揺るぎのない癒された感覚。
自分の感じた体験。
それこそがアロマセラピーという醍醐味でもあるのです。
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by aromagarden | 2007-07-05 22:53 | 香りの庭へようこそ(過去) | Comments(0)